←もどる 1鞍から20鞍まで 2002年4月 次へ→ 1鞍目 4月7日 (日) 8:30 - 9:00 Mr. Perfect 軽い気持ちで見学に行った。「乗ってみますか?」ですんなり、乗る。やることに決める。姿勢正しく乗ることを教わる。歩く。 2鞍目 4月8日 (月) 8:00 - 8:30 Miss Elegance オーナーのR氏が指示をする。ウォークとトロットを1,2周ずつ繰り返す。「感じをつかむために」 *翌日、体の節々が痛くなる。最後は、肩から手まで。夕方は、歩行困難なほど。ふくらはぎがこすれて、赤くなっている。だから、ブーツが必要なのだ。 3鞍目 4月10日(水) 9:20-9:50 Mr. Perfect /K 昨日までの体の痛みは、朝には消えていた。筋力と持続力が大切なので、朝、家で柔軟体操をしてから臨む。今日の馬は、初日の試乗馬と同じミスターパーフェクト。よろしくと顔を撫でに行ったのだが、どうも逆効果? 馬の目が言う。「え、またあの初心者? 勘弁してくれ。俺は朝飯が食べたいのだ」鞍をつける間もじっとしていない。馬場に引き入れて、インストラクターと助手の男の子が、私が乗る前のウォーミングアップをさせようとしたが、なかなか言うことを聞かない。そのうち、二人の手を振り切ってパカパカ厩舎へ走って帰ってしまった。わ、今日は、だめだわ。苦笑いして馬を連れに戻った。 長い綱を中心に持って私がその周りをぐるぐる回る。トロットのバランスがなかなかうまく取れない。二度ばかり、つんのめって馬の背中にしがみつく。1,2とリズミカルに立って座るのが、なかなか出来ない。足の力だけで馬の背に乗りつづけなくてはならないのが、難しい。この前は、「トロットの感覚をつかむために」鞍に手をかけてもよかったが、今日は、癖になるからやめたほうがいいという。つかまるところがないと手綱に頼ってしまうが、そうすると、馬が痛いらしい。ずっと立っているか、ずっと座っているかだと安定するのだが、腰を浮かすたびに自分の位置がずれる。鐙に乗せる足、馬の腹を押さえる膝、屈伸を繰り返す腰、さらに、手と腕が、自然に連動しないといけないのだな。最後の方になって、馬の高低に自分の腰を合わせる方法が、なんとなくわかってきた。だが、自力で立ったり座ったりを繰り返すのは、なんともつかれる。出来れば、ゆっくり歩くのをずっとやっていたい。 4鞍目 4月11日(木)9:00 ― 9:30 Mr. Perfect/ K 初めての落馬を経験。怪我はなし。 ミスターパーフェクトは、やはりあまり乗り気じゃないみたい。今日は鐙を低い位置に設定していないので、すごく登りづらい。それでも、あとで長さを短く調整するのだけれど。よじ登るように這い上がる。いつになったら、ひらりと飛び乗ることが出来るのだろう。 突然、馬ががくんときて、私は前につんのめった。そのまま馬の首にしがみついて、体勢を立て直すことが出来ずに、ゆっくり馬からすべり落ちた。別に怖くなかった。一度、馬から落ちる経験を軽くしておいてよかった、というのが本音。落ちる要領がわかった。 降りる前に馬上体操。その後、インストラクターが、お手本を見せてくれた。トロットをはじめる前の体の位置、トロットが始まってからの位置、すごくよくわかる。彼は、足が長いからひらりと飛び乗って、美しい姿勢になる。なるほど、自然だなあ。「なに、すぐ上手になるよ」と励ましてくれた。 5鞍目 4月12日(金)16:45 − 17:00 Gallantry Award /R トロットがすぐ疲れるので、曲がり方の練習をした。曲がる方向への手綱の引き方。内側への体の傾け方。コツがわかると、馬が忠実に曲がってくれるので、楽しかった。 6鞍目 4月13日(土)9:00 ー 9:30 Mr.Perfect/ K トロットのとき手綱に力をかけない練習をする。手を手綱から離して、フリーにして、足の力だけで乗る練習。両腕を左右に広げてトロット。難しいと思ったが、何とかこなせた。足の力だけで馬に乗る感覚をつかむ。ついで、両腕を上に上げて。これもまあ、何とか。しかし、腕を組んでやるのは、さすが怖くて出来ない。とたんにバランスが取れなくなるのだ。 7鞍目 4月14日(日) 9:30 - 9:40 Mr. Perfect / K 昨日教わったように馬に乗った。初めて、鐙を低くしてもらわないで乗れた。足を高く上げる練習をもっとしておかなくては。トロットは、やはりあまり長く続かないが、感覚はしだいにつかめてきた。馬と連動して乗っている手ごたえを感じることがしばしばあった。 8鞍目 4月15日(月)8:30 − 9:20 Mr. Perfect /K いつもより早い時間に行くと、馬場では、K、R、Bの三人が、馬の運動をさせていた。一頭の馬は、やや暴れ気味だった。新しい馬で、長いあいだ人を乗せたことがなかったらしい。しばらくすると、その馬の調教はやめて、ミスターパーフェクトの支度にかかってくれた。柔軟体操をして待っていた。柵が白ペンキにまっさらに塗られていることに気がついた。 9鞍目 4月17日(水) 9:00 - 9.30 Mr. Perfect / K ブーツが出来上がっていた。がベルトの穴の位置が違う。足がはまらん。だから、サイズをちゃんと測ってと言ったのに。右ははまるのに、左がだめ。 10鞍目 4月18日 (木) 8:00 - 8:30 Black Commando/ R Black Commando は、よくいうことを聞くいい馬だと思っていたのに、あまり私の言うことを聞いてくれない。あれ、あれ、という感じ。インストラクターは、”Come on, Blackie!” としきりに駆り立てる。 11鞍目 4月19日 (金) 8:00 - 8:30 Mr. Perfect/ K & R インストラクター二人がかり。トロットのスピードが遅くなりかけたら足で馬の腹をけらなくてはならないのだが、そのタイミングがなかなかつかめない。立つだけで精一杯で、その前に蹴る余裕がない。結果、馬は速度を落として、止まってしまう。 12鞍目 4月20日 (土) 8:40 − 9:10 Mr.Perfect/R 綱をつけて、例のごとく、ぐるぐる走る。あ、今日は、調子いい。馬が止まりさえしなければ、私も案外疲れず乗っていられる。助手の男の子が回してくれた。右周りにちょっと違和感があった。それに、半径が短い。左まわりに変えられる? この馬は、反対周りをやったことがない、という。ま、試してみましょう、ということだったが、やっぱりだめ。また、綱を付け替える。 13鞍目 4月21日(日) 8:00 - 8:45 Mr. Perfect / K 昨日のようなリズムが得られなかった。すぐ止まる。純粋に私の命令で動いていないんだ。インストラクターの投げる小石に反応するとスピードが速くなる。でも、そのたびに私のバランスが崩れる。立つ間際に運の腹を蹴ることに慣れたが、このけりが果たして有効かどうかはわからない。途中で右足の鐙の皮紐が切れた。ミスターパーフェクトは止まった。ちゃんと止まったのはいい馬だとのこと。最後に長い綱をはずしてもらって、一人で散歩した。 第14鞍目 4月22日(月) 8:50 - 9:30 Black Commando/ R ブーツの仕立て直しが出来上がっていたので履く。しばらく並足をしてから、トロット。綱を付けずに自分でやる。最初のうちは出来たのに、インストラクターの馬に対する注意がなくなると、とたんに止まる。”Kick!” と何度も言われたが、その蹴りが甘いんだろう。あるいは、すべてがきちんとコーディネートしていないのだ。蹴りを入れつつ伸びる。 第15鞍目 4月28日(日) 9:00 - 9:30 Black Commando & Mr. Perfect /K しばらく歩いてから、トロットにかかろうとしたが、ぜんぜんだめ。三姉弟のトロットの列の中に入っては、止まる。途中で馬の交換。ミスターパーフェクトだった。今度は、難なくみんなについて走り初めた。結構快調。私のほうも馬に合わせているだけだから、疲れない。 16鞍目 5月1日(水) 8:00 - 8:30 Mr. Perfect/K レーンジ(長綱)をつけてトロット。馬のお腹を蹴るのではなくて、ぐっとかかとで包むようにして、押し付けると、わりとスーとトロットに入る。なんとなくコツが分かりかけてきた。姿勢がよくなったねと言われた。 17鞍目 5月2日(木) 8:00 - 8:40 Black Commando/R ブラックコマンドは、全然やる気がない。この馬は、みんながちやほやするから甘やかされているのだ、とインストラクターは言った。きのう快調だったミスターパーフェクトとは違う。結局、トロットは出来ず。今日は、角砂糖を持っていたので、「あげていい?」と聞いてからひとつ与えた。 18鞍目 5月3日(金) 8時―8時40分 Swift Lady/K & R インストラクターがアダムズチョイスに騎乗し、そのあとをトロットで回る。とても快調。連続トロット。自然で全然疲れない。何周も何周も回った。別のインストラクターが真ん中で、指示をする。私に、鞍の前方に座れという。両手を揃えるように注意する。途中で速度を速める。本当にきもちのいい乗りだった。 19鞍目 5月4日(土) 8時―8時50分 Mr. Perfect /K & R 今日は不調。ミスターパーフェクトにまた振り落とされた。手入れをしているとき、足を踏まれたし。昨日の雨で馬場がぬかるんでいるから、レーンジングは出来ないから、一人で乗っておきなさい、とのこと。今日はあまり指導に熱心ではない。馬場には、あと二人のメンバーが勝手に練習中。私は、参加するような、しないような ― Mr.Perfect がトロットしてくれないんだもん。ところが、一瞬、ぱっと調子づいて、走り出した、とたん、青年の馬と私の馬が至近距離でぶつかった。私は何が起こったのかわからないまま飛ばされそうになった(このときはまだ振り落とされなかった)二頭の馬は噛み合っていたらしい(多分じゃれて)それから、Mr.Perfect はぴたっと静止した。はて? 今度はウンチタイムだった。 20鞍目 5月5日(日)8:10 - 9:00 Mr. Perfect/ K 馬の背への登り方が、ちょっとうまくなったような気がする。足が伸びるようになったのと、力入れ時のコツが分かってきたのかも。乗ってから、ヘルメットは? と聞かれた。あれ、椅子の上に忘れてた。降りて自分で撮りに行こうかと思ったが、インストラクターが取りに行ってくれた。 |